萩茶碗 【金継ぎ】
割れ・欠け・ヒビと複雑に破損したお茶碗です。黒い三角形部分は、破片が無く穴が開いている状態でした。
先ず割れた破片を漆で接着してから順に、欠けた部分、ヒビの部分と修理を進めていきます。
茶碗などの深さのある器は、割れ方にもよりますが深さがある分、7~8寸皿の割れと同様に断面が長くなることが多く、中塗りと研ぎに相当の時間を費やします。
中塗りを丁寧に施しませんと蒔絵時に綺麗な線・面になりませんので、「金継ぎ」では中塗りの工程を丁寧にすることが重要です。
「中塗り」
『修理後』
【純金丸粉24K(金99,99%)仕上げ】