色絵雲錦手筆洗 【金継ぎ】
陶磁器に桜と紅葉を描いたものを雲錦手(雲錦)と呼びます。京焼の陶工・仁阿弥道八が意匠を考案したものとされています。
意匠の由来は、平安時代の歌人・紀貫之の歌「吉野山の桜は雲かとぞみえ、竜田川の紅葉は錦の如し」を意に踏まえたものと伝えられています。
依頼品はかなり昔の作品のようで、バラバラに割れた上、欠けやヒビも多数あり歴史を感じさせるものでした。かなりの時間を要しましたが、何とか修理させていただきました。
「修理前」
「接着・欠け埋め・中塗り」
『修理後』
【純金丸紛24K(金99,99%)仕上げ】