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白金堂ブログ

修理事例

万暦写五彩竜文瓶

高さが、尺二寸(約36㎝)ほどある「万暦五彩竜文瓶」(写し)です。

前後両面に竜の姿が、下部分から昇竜・走竜・降竜と変化させて描いてあります。

また、波濤文・唐草文の帯文で器面を埋め側面二か所に獅子が造形されており、豪華絢爛な瓶でございます。 

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写真:①

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写真:②

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 過去に修理暦があるようで、前回部分をすべて剥離させますと上記①・②のように

かなり深いヒビ(亀裂)と欠けが出てきました。

水漏れも発生いたしておりましたので、欠け埋めと中塗りを繰り返し

仕上げに純金消粉(23K)で蒔絵を施しました。

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下絵、上絵が緻密に描かれておりますので、違和感なく仕上がりました。

019 2013.7.31  万暦赤絵写五彩竜文瓶.JPG

瓶が重く漆で線を引くのに苦労いたしましたが、お客様に大変喜んでいただきました。

ありがとうございました。